玄関先の猿のお面 - 【公式】ご葬儀、家族葬、社葬ならメモリード福岡。福岡市、大野城市、春日市に19斎場。

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福岡地区

玄関先の猿のお面

明けました!
葬祭部 エグチです。
今年もよろしくおねがいいたします。

 

皆さま、街中で、特に早良区で、家の玄関先に、赤い猿のお面が掛けられているのを見かけたことはありませんか?

10センチほどの小さな焼き物で、目立つものではありませんが、

意外とあちらこちらで、お猿さんたちがこちらをながめているのに、気付かされます。

ちなみにウチの玄関にもお猿さんが鎮座されています。

その猿面のいわれ、ご存じでしょうか?

 

早良区役所前、地下鉄藤﨑駅すぐに、猿田彦神社という小さなお社があります。

普段はビルの谷間にひっそりと佇み、見落としそうになるくらいです。

調べてみると、そこには、天照大御神の命により天孫降臨したニニギノミコトを道案内した、

猿田彦大神が祀られ、もともと道祖神として伝えられてきたものが、

猿の字を冠する神様ということから庚申信仰と結びついたとされています。

以来、60日ごとの庚申の日に祭りを行い、

猿にちなみ「災難が去る」「幸福が訪れる」という信心を集めてきたようです。

藤﨑の猿田彦神社も唐津に延びる唐津街道の出入り口に建立され、数百年の歴史になるそうです。

そちらで受けられる縁起物、猿面を玄関に掛けることで魔が「去る」と伝えられ、

猿が外から入ってこようとする魔に睨みを利かせ、1年間を安寧に過ごすことができるといわれています。

近年は猿は木から落ちないため、受験生の合格祈願として猿面を受けられる方々も多く、

猿田彦の神徳が広がっているようです。

 

さて今年の初庚申は1月23日です。

毎年初めの庚申の日である初庚申大祭に、猿面や猿笹が発売されるので、多くの参拝者で賑わいます。

早朝5時半から売り出されるのですが、毎年私も仕事に間に合うよう4時半ごろ行くのですが、

これがものすごい混みようで、すでに神社外まで、参拝の列ができています。

時間が経つにつれ、その列は裏手の路地までくねくね延びますので、

並ばれる際には時間に余裕をもって行かれてください。

そしてお参りのあと、参道で売られている猿飴も私の楽しみです。

お猿さんの顔の飴玉は黒砂糖味にほんの少し生姜の風味がきいていて、

寒さのなか並んで冷えあがった身体を癒してくれます。

 

さあ、今年も何枚も重ね着し、帽子、手袋、マフラーを身に着け、

ポケットにカイロをいれて、完全防備で行ってきます!

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