『パラレルワールド・ラブストーリー』 - 【公式】ご葬儀、家族葬、社葬ならメモリード福岡。福岡市、大野城市、春日市に19斎場。

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『パラレルワールド・ラブストーリー』

閑散としていることによる没入感がそうさせるのかはわからないが、

余計な妄想を膨らませながらスクリーンへと足を踏み入れた。

過去にもここで触れたことがあるが、

私が映画館に足を運んでまで鑑賞する映画はまずもって人気はない。

ただ、それにしても私以外の人間が入場してくる気配は全くなく、

とうとう私一人のためだけに上映が開始されてしまった。

 

物語の真相部分はここではあまり触れられないが、

好きな女性が自分の彼女である世界と、

その女性が自分の彼女ではなく親友の彼女であるというもう一つの世界、

いわゆるパラレルワールドをテーマにした作品である。

 

映画の世界観と私がこのスクリーンで置かれている状況も相まって、

「パラレルワールド」というものの存在をあれこれ考え始めた。

 

タイムトラベル者による歴史の改変で時間軸が分岐し、

元の世界と並行した別の世界が生まれるとするパラレルワールドの概念である。

しかし、これには、このタイムトラベルに伴う矛盾や変化を意味するタイムパラドックスがいつも付きまとう。

 

タイムパラドックスの最も有名な例に、親殺しのパラドックスと呼ばれるものがある。

過去へ遡ったタイムトラベル者が自分の誕生前の両親を殺害した場合

どのような効果が発生するかという問題である。

両親は自分を産む前に死亡するので自分も消滅する。

そうすると自分が過去へ遡ることもなくなり両親が死ぬこともなくなる。

矛盾である。

 

やはり過去は変えることができないのだろうか。

過去の様々な出会いの中で

「この人ともっと早く出会っていれば」

「あの時こうしていれば」

と思ったことがある。

だが未来なら変えられる。

 

私自身がこのブログを書き終えた後に行動に移す世界と移さない世界。

今からでも遅くはないのかもしれない。

 

萱嶋

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