忘れられない母の日のご葬儀 - 【公式】ご葬儀、家族葬、社葬ならメモリード福岡。福岡市、大野城市、春日市に19斎場。

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忘れられない母の日のご葬儀

こんにちは。大野城支店葬祭部の金瀬 綾です。

皆様のブログを楽しんで読んでいる中、まだまだ先だなって思っていましたが・・・・・・・

月日が経つのは早いものです(ー_ー)・・・・

私の忘れられないご葬儀を書きたいと思います。

 

人は手のひらをぎゅっと握って産まれ、人は手のひらをそっと開いて旅立つ。

ぎゅっと握った手のひらには沢山の幸せ、その幸せをまき終えたからそっと開いて旅立つと、

どこかで聞いた事のあるナレーションがぴったりなご葬儀でした。

数年前の5月14日。まだ担当経験浅い私は40代女性の方の担当になりました。

家族構成はご主人、娘2人家族。娘2人は高校生と中学生でした。

見積もり内容確認する前に、同年代の女性の死を目の当たりにしたと同時に

同年代の子供を持つ親の気持ちを考えられずにはいられませんでした。

葬儀のイメージからすると、ご主人の会社関係、故人の交友関係で沢山のお参りが想像できたのですが、

受付をする故人のお友達の強い希望で

式場の見える場所での受付にしてほしいとの申し出があったのです。

深い別れになるという想像と、見積もり者との引継で最も大切な花祭壇・・・

見積もり者がいいました。

「今日は母の日だから、カーネーションを沢山入れようか」

色とりどりのカーネーションを左右に、真っ赤なカーネーションは中心に。

カーネーションが祭壇を華やかにしました。

想像以上の会葬であっという間の2日間だったと思います。

全ての花をお棺へ手向ける事は難しかったのですが、

カーネーションを小さなブーケにして、ご主人、子供2人に手渡した時、

それまで気丈に振る舞っていた3人から沢山の涙が溢れていました。

泣くって心に良いんですよね・・・心のコンディションを整えてくれるのです。

その日から私は、お母さんと呼ばれる方のお別れには必ずカーネーションを手渡しします。

残された方の心の区切りがつくように、心を込めてお見送りしたいと思うようになれたのは、

見積もりした方のおかげだと今も感謝しています。

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